生存報告と拍手返信兼、夢SS置き場。
SSは本編に絡んでいるようで絡んでない感じのもの。
案外ジャンル問わずなんでもありになってたりします。
増える増えないは気分次第です(笑)
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みた。
またリボーン話。
今回はリボーンさんといっしょ。
またリボーン話。
今回はリボーンさんといっしょ。
今日の帰り道、私は夕飯を何にしようかと考えながら商店街を歩いていた。
一人暮らしは気が楽で良いが、自己管理も自分でしなければならないのがメンドイと思う。
メシ炊きは嫌いじゃないけどな。母の料理が恋しくなるんだよな・・・・
自分のメシは標準をなかなか越えてくれんから。
実家へのキョウシュウはさておいて、とにかく何にするか。
・・・・・・・・・・と、なんだか漂ってくるこの匂いは・・・・・
「ウナギか」
頭の中の思考と、誰かの声がカブる。
そうだなあ・・・・作るというにはなんだか既製品すぎるが、今日はこれにしよう。
土用丑の日じゃないけど。
「で、何か様か?」
私は立ち止まって足元を見た。
一体いつからいたのか、そこには黒いカタマリ・・・・・もとい、マフィアを絵に書いたようなスーツ姿のチマコロな赤ん坊。二足歩行でニヒルな笑いが似合うというオマケつきの。
名前は・・・・たしか。リボーンだよな。綱吉がよく叫んでた。
「つまらネーな。驚けよ」
「神出鬼没はうちのクサレ阿呆・ボケカスで慣れたからな」
無表情に言うリボーンに、私は肩をすくめて返す。
その足を蒲焼路上販売へと延ばすと、ぴょこんと肩に乗ってきた。どんな跳躍力だ。
「オメーの兄貴は聞けば聞くほどワケがわからネーな」
「血の繋がった自分にもわからん」
「オメーも十分ヘンだがな」
「アレと区分けされてるなら認めてやるよ」
他愛もない話をしながら蒲焼を買い、今度は奥のスーパーへ。
今日はこれと味噌汁だ。具は三つ葉と豆腐となめこにしよう。
あと明日のためにたまごを1パック買おう。
「今日は一人なのか?」
「いや?ママンと一緒だ。買い物が終わるのを待ってんだ」
リボーンが指す方向には、なかなか可愛らしいほがらかに笑うお母さんがいた。
・・・・・どことなく誰かに似てるのは気のせいだろうか?
そのお母さんは店の前で別の奥さんと談笑している。
「あれは買い物って言うのか?」
「井戸端ともいうな」
間違いなく井戸端だ。
「あら。リボーンくん、その子は?並中生?」
「ツナのクラスメートだ」
「はじめまして」
「こんにちは。ツナの母です」
買い物が終わって外に出ると、お母さんがこっちに気付いて寄って来た。
挨拶して自己紹介しながら、なるほど、と思う。
目とか・・・顔か?綱吉そっくりだ。綱吉はいっつも慌ててばっかりで、フンイキが正反対だったから気がつかなかったんだな。
「ママン。こいつを家に招待したいんだ。一人暮らしでな」
「あらまあ!じゃあ家でお夕飯食べていかない?」
「いや・・・もう自分の夕飯を買ってしまった後なので・・・」
そう言って買ったものを出すと。
「あら、家も今日蒲焼なのよ」
と、ツナのお母さんが出したのも蒲焼だった。
「・・・・・ハカったのか?」
「偶然だゾ」
困ったような、してやったりといったようなリボーンの笑み。
まあ、偶然だが確率を高くしたのは違いないんだろうな。
「一人で食べるのって、味気ないでしょ?家で食べていきなさいな。最近家族が増えてにぎやかなのよ」
「はあ・・・ええと・・・じゃあ」
なんとなく断りきれなくて、お邪魔します。と歯切れ悪く言うと、ツナのお母さんは花みたいに可愛く笑った。
あー・・・ダメだ。一生勝てないタイプだこれは。
京子に似てるかもしれない。
「ママンのご飯はウメーんだ。ジャッポーネ1だぞ」
「んもうリボーンくんったらおだてがうまいんだからっ」
異なるタイプの掴まったら逃げられない二人に挟まれて、私はふ・・・と溜息を吐いた。
これは泊り込みもあるかもしれないなと予想して。
この後、綱吉に大いに驚かれるのはまた別の話。
綱吉はいつか喉が裂けるな。
ただの団欒じゃねーか(笑)
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